図によると、どうやら若者ほど都市部に住みたい人が圧倒的に多く、逆に高齢になるにつれ田舎に住みたい人が増えてくるようですね。
そもそも数百人程度へのアンケートによる情報ですし、信憑性については疑問が残る部分もありますが。
とにかく若者ほど田舎には行きたがらず(or仕事・お金などの関係で難しい)、高齢になるにつれ田舎暮らしに魅力を感じてくる(or実行に移しやすくなってくる)ということが分かりました。
田舎暮らしを始めるベストなタイミングは?
若い人ほど都市部へ行きたがり、高齢者は田舎へ行きたがる。
あくまで地方移住希望者による理想論ですが・・・すこし違和感がありませんか?
今度は、理想ではなく現実的に考えます。
若い人ほど都市部で働く必要がある。そして高齢の人ほどその必要がなくなる。
これはもう、少子高齢化・都市集中型社会の日本ではしょうがないものとします。
ただし、高齢になってから田舎暮らしを始めようとすると、思っていたよりも体力がない!という厳しい現実に直面します。
自然が身近にある暮らしでは、都市部での暮らしに比べ、畑や庭の維持管理、車の運転など何をするにしても体が資本になってくるのです。
ある程度お金の余裕が生まれ、住む場所に自由がきくようになった高齢者は、逆に体力がなくなっているので、結局若者とは別の問題で、田舎暮らしが難しくなるわけですね。
となると、田舎暮らしをしたければ、金銭面でも体力面でもある程度の自由がきくタイミングでするしかない、ということになります。
これは人にもよりますが、上のグラフのうち、真ん中あたりにいる人たちでしょう。
具体的には、30代〜50代。
仕事や家族の都合など、個人差が大きいのであえて広い幅をとりました。
社会に出て働きはじめ、人によっては家族をつくり、仕事の実績をある程度積み、ある程度の貯金をする。
それらがひと通り達成でき、次なるステージへすすむ準備ができてくるのが、早くて30代頃。
まだ新しいことをする気力・そして体力がしばらく残っているであろう年齢が、50代頃。